概要
優秀な人材を確保することは企業経営において最も重要な事項の1つである。人材確保の鍵となるの報酬について、その支払い方法については工夫の余地があるが、給与のような直接的・一時的なものが注目を集める傾向がある。一方、間接的・長期的な形で支払うベネフィットは長期的な人材の引き留めに有効であり、ひいては企業の持続的成長を達成するために有効な手段となりうる。支払い方法や時間軸が多様なベネフィットでは、制度の工夫次第でコスト以上の効果も期待できるという利点も存在する。企業の競争力となりうる人的資本戦略としてのベネフィットについて協議、発信する。
また、2023年3月14日に国会に提出され、企業年金の運営についても大きな影響を及ぼす内容となっている金商法等改正法案についても、経営幹部としてどのように取り組むべきかの手がかりを提供したい。
本セミナーではCFOや企業年金担当者のみならず、人事、広報、その他企業経営幹部に向け、人的資本戦略のアイデアを得る機会として是非ご参加を頂きたくよろしくお願い申し上げます。
日時 | 2023年5月16日(火) 14:00-17:30(13:30開場) |
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場所 | 大手町サンケイプラザ 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2 TEL:03-3273-2230 |
定員 | 100名 |
対象 | 企業の人事 ・財務 ・広報幹部、企業年金基金関係者、運用会社、監督官庁 等 |
プログラム
14:00-14:30 基調インタビュー
金商法等改正法案の目的と意義
金融庁金融審議会の顧客本位タスクフォースで、金融事業者として企業年金の責務を明確にすることが取り上げられ、企業年金にとって大きな転機となりうる金商法等改正法案が国会に提出されるなか、改めて企業年金を取り上げた意義や目的について金融庁長官にインタビューする。
14:30-15:45 第1部
企業年金という金融事業者に期待される役割
―従業員という『顧客』に与える満足の観点から―
勤労の対価は、賃金に限定されず、ベネフィットの提供でもよい。企業は、株主の負担の下、企業年金という金融事業者による金融サービスの提供を通じて、その「顧客」である従業員に「満足」を与えることができる。この満足を最大化するには、確定給付(DB)にせよ確定拠出(DC)にせよ、行われる金融事業が「顧客本位」でなければならない。顧客本位の企業年金が従業員にもたらし得る「満足」について論じる。
(15:00-15:45)討議:企業経営におけるベネフィット制度の意義と付加価値
企業経営におけるベネフィットの意義や優秀な人材を確保するためのベネフィットの在り方、企業のサステイナビリティとベネフィットの関係など、企業経営の観点からベネフィットの実践方法や課題を討議する。
討議は、講演に引き続き玉木伸介氏と、鶴我昌幸氏、中野晴啓氏にご登壇いただきます。
16:00-17:15 第2部
企業価値向上のための企業年金・ベネフィットの戦略的活用
企業年金を含む従業員向けベネフィット制度を人的資本の価値向上、ひいては企業価値の向上につなげるためには、制度が優秀な人材の採用・確保、そして社員の仕事への満足度向上に資するように運用される必要がある。その具体的なあり方について論じる。
(16:30-17:15)討議:ベネフィット制度からみた企業価値評価
企業の成長可能性やサステイナビリティ評価におけるベネフィットの重要性、ベネフィットを含む人的資本戦略をいかに企業価値に反映しうるかについて、アイデアや実践方法を討議する。
討議は、講演に引き続き岩澤誠一郎氏と、加藤浩嗣氏、菱田賀夫氏にご登壇いただきます。
17:15-17:30 閉会のあいさつ
お申込み
参加費 |
特別ご優待
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オンライン配信決定!!
ご好評のため会場のお席は満席となりましたが、開催時刻と同時刻にオンライン配信をさせていただくこととなりました。
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満員御礼
オンライン配信のお申込み受付は終了いたしました。
※ご参加方法などのご案内は、開催前にご登録頂いているメールアドレス宛にお送りしますほか、
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※本イベントの録音・録画は固くお断りしております。
また、報道関係者の方につきましては、情報収集目的またはイベント全体の内容を記事等で
ご紹介される場合を除き、個別の講演者の講演内容を記事等への紹介は固くお断りしております。