公開中の動画・資料
※動画・資料の公開は、2022年12月20日(火)13時をもって終了いたしました。
CFOの役割が広がり、且つ深まりつつあります。
かつてグローバル化の進展により高まった資本コストは、企業をM&Aをはじめ熾烈な国際競争へと駆り立て、財務視点で経営戦略を掌るCFOは急速にその存在感を高めました。CFOという財務のプロが企業経営に求められました。
しかし、行き過ぎた金融資本主義を嫌った社会の動きは、サステナビリティの機運を高め、資本市場にもESGといった、持続的な将来価値のドライバーとなる非財務領域に注目が集まるようになっています。特に人的資本、即ち「人材」に改めて注目が集まっており、もはやCFOは財務のプロにとどまらず、人的資本をはじめとする幅広い非財務領域にも目を向け、コーポレート機能全般を担う経営のプロであることが求められています。
世界的なパンデミックも経て、社会構造や消費構造が大きく変化していることに加え、顕在化する地政学リスクや、マクロ、ミクロの両面でも多くの懸念を抱える経済面のリスクなど、かつて経験したことが無いほど経営環境は先行き不透明になっています。
CFOが経営のプロとして、この厳しい経営環境の中で羅針盤機能を発揮させるには、過去の延長線上ではなく、新しい発想や考え方をベースにその視野を広げるとともに、最新のテクノロジーを駆使した効率的且つ創造的な執行体制への転換が不可欠でしょう。
こうした認識のもと、企業経営の種々の課題を念頭に、先進企業の経営者をはじめ、新しい時代の見識を持つ企業経営に関する様々な分野の専門家、有識者をお招きして第22回CFOフォーラム・ジャパン2022を開催することとなりました。
本フォーラムの趣旨にご賛同頂き、是非ご参加を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
■ 概要
日時 | 2022年12月13日(火)~12月16日(金) |
形式 | ZOOMを使ったオンラインフォーラム |
対象者 | 日本CFO協会会員、企業の経理・財務・経営企画等コーポレート部門の皆様 |
■ 参加者プロファイル
■ プログラム
Day1 12月13日(火)
13:00-13:20 |
オープニング 藤田 純孝 » プロフィール |
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13:20-15:10 Keynote 獲得コイン +5 (14:20-15:10) |
基調講演 企業家精神でダイナミズム溢れる経営実践を 厳しい競争環境において持続可能な競争優位を構築するには、これまでの企業戦略とは根本的に異なる新しい考え方やビジネスモデルが不可欠だ。グローバリゼーションも、新興国も含めた全世界から牽引される新しいスタイルへとその転換期に入っており、過去の成長とは非連続な創造型・デザイン型の企業価値向上が求められている。 そのために必要なのは、多様性を強みとする企業文化の再構築と、アジャイルな経営体制における経営意思決定のスピードアップと強烈な実行力である。ガバナンス改革をはじめとした経営改革は進められているが、企業価値創造やイノベーションは経営執行チームの熱いミッションと強力なリーダーシップがなければ実現しない。 石野 博 氏 » プロフィール 対談: » プロフィール |
15:20-16:10 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 非財務情報開示拡充の下でのCFOの役割 CFOは時代の変遷とともに役割を追加しながらCEOを支え持続的な企業価値向上に努めてきたが、「失われた30年」を脱しきれたとは言い難い。ここへきて企業経営を巡る環境は地政学リスクの高まり等を含め益々変化が激しく不確実性が高まっている中で、気候変動対応や人的資本投資に関する企業情報開示が拡充されようとしている。こうした中で、CFOはどういう意識を持ち、如何なるスタンスでこうした制度改正に立ち向かうことが企業価値の持続的向上へのさらなる貢献につながるのかに関して、CFO協会役員の方々とともに検討を深めてみたい。 安井 肇 氏 » プロフィール 小口 正範 » プロフィール 谷口 宏 » プロフィール |
16:20-17:00 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 景気後退を乗り越えるためのビジネス支出管理(BSM) サプライチェーンの混乱やリセッションなど、企業を取り巻く環境は日々不安定かつ厳しくなっている。 しかし成長ペースが落ち込みそうな時こそ、未来に向けた準備期間として積極的に投資することで、競合他社との差別化、企業の競争力効果に繋がるだろう。 本セッションではCFOの観点から取り組むべき企業の支出・購買改革のポイントと、その効果を最大化するデジタル技術活用のあり方について紹介する。 鶴岡 信介 氏 » プロフィール |
17:10-17:40 Lab 獲得コイン +5 |
Lab 企業・組織単位のネットワークで学ぶ「コーポレート・ラボ」 職場単位=チームで参加して他社の方々と切磋琢磨できる新しいプログラム「コーポレート・ラボ」。今年の7月から9月にわたりパイロットランを実施した。本プログラムの狙いや、実施内容をご紹介する。 日置 圭介 氏 » プロフィール 谷口 宏 » プロフィール |
Day2 12月14日(水)
13:00-13:50 Keynote 獲得コイン +5 |
特別講演 事業ポートフォリオ管理に求められるベストオーナーの視点 欧米企業では取締役会において、戦略的な観点から事業ポートフォリオを定期的に見直し、不採算事業の整理だけではなく、個々の事業の競争力を高めるためのプロアクティブな事業の切り出しとポートフォリオ組み替えが継続的に行われている。 日本企業においても、個々の事業の競争力を最も高められるベストオーナーかどうかという視点で、更なる“攻め”の事業ポートフォリオ再編を継続的に推進することが求められる。 別所 賢作 氏 » プロフィール |
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14:00-14:50 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応と 令和3年度の電帳法改正により税務関係の帳簿書類の電子の規制緩和が行われたが、電子取引データについてはデータ保存が必須となった。2023年10月からは消費税インボイス制度が開始され、電子化による対応も望まれる。来年末までにどのような検討をすればいいのかについてそのポイントを解説する。 袖山 喜久造 氏 » プロフィール 経営にも有益なデジタル請求書を推進する » プロフィール |
15:00-15:50 Lab 獲得コイン +5 |
Lab コーポレート・ラボにおけるケーススタディ「オムロン」 日戸 興史 氏 » プロフィール 参加報告(ご氏名50音順): 上渕 貴生 氏 長谷川 祐也 氏 堀内 幸之助 氏 松原 正典 氏 山森 美里 氏 |
16:00-16:40 Session 獲得コイン +10 |
SESSION CFO組織 X-formation デジタル化に本気になれ 企業のフェーズや外部環境の変化によって、CFO/CFO組織も臨機応変に組織をドライブしていくことが求められている。 秦 修 氏 » プロフィール |
16:50-17:40 Lab 獲得コイン +5 |
Lab コーポレート・ラボにおけるケーススタディ「KDDI」 最勝寺 奈苗 » プロフィール 参加報告(ご氏名50音順): 芝崎 哲也 氏 高野 祐美子 氏 田野 智也 氏 村野 恭子 氏 |
Day3 12月15日(木)
13:00-14:50 Keynote 獲得コイン +5 (14:00-14:50) |
CFO講演 財務視点の経営管理改革 JFRグループはPL中心の経営からB/S・CF重視の経営へと変革してきた。また、百貨店・SC事業から不動産・金融など非小売事業へのポートフォリオ変革に取り組んでおり、「収益を伴う成長」に向けて「事業別ROIC」を取り入れるなど、企業価値向上を目指したサステナビリティ経営と共に投資家との対話充実にも力を入れている。財務視点の経営管理改革について、これまでの実績と今後の展望をご紹介する。 若林 勇人 氏 » プロフィール |
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15:00-15:50 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 未来志向型経理組織への変革 将来の企業価値向上のためにESGの要素を経営指標として取り入れ、事業活動を行う会社が多くなってきている。また、制度的にもコーポレートガバナンスコードの改定やTCFD提言に沿った気候変動関連情報の開示への対応が求められるなど、ESG文脈での非財務データが必要になる場面が増えている。 鍋田 春至 氏 » プロフィール |
16:00-16:40 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 激動する現代社会におけるCFOの闘い方 新型コロナやウクライナ戦争、歴史的円安など、現代社会はビジネス環境が目まぐるしく変化していく。 このような状況下でCFOはどのような役割が求められているのか、その役割を果たすためにはどのようなスキル・マインドが必要なのか、どのように行動に移していくと良いのか、などを講師の経験や事例を交えながら紹介していく。 児玉 篤彦 氏 » プロフィール |
16:50-17:40 Lab 獲得コイン +5 |
Lab コーポレート・ラボにおけるケーススタディ「電通グループ」 曽我 有信 氏 » プロフィール 参加報告(ご氏名50音順): 澤 大二郎 氏 關口 陽 氏 塗木 康介 氏 頼 慶兆 氏 |
Day4 12月16日(金)
13:00-14:10 Keynote 獲得コイン +5 |
特別講演 Building a Future-Ready Finance Team CFO組織とFP&Aプロフェッショナルを支援する米国管理会計士協会(IMA:Institute of Management Accountants)の活動とIMAを中心とするグローバル職業人団体による、CFO組織を「真のビジネスパートナー」に変えるための啓蒙活動をご紹介する。 Nina Michels-Kim 氏 » プロフィール 石橋 善一郎 氏 » プロフィール |
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14:20-15:10 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 持続的成長と企業価値向上を牽引する 弊社では「2022年CPM動向のグローバル調査」として、経理や財務、経営企画などのリーダー1320人を対象に調査を行った。その結果から見えてきたCPMの動向、経営管理システムなどのテクノロジーに求められる要件を考察し、リーダーがより的確で迅速な経営意思決定に寄与していくために、日本でも多くの企業に採用されているCCH Tagetikがどのようにご支援できるか事例をもとにご紹介する。 妹尾 顕太 氏 » プロフィール |
15:20-16:10 Lab 獲得コイン +5 |
Lab コーポレート・ラボにおけるケーススタディ「大阪ガス」 松井 毅 氏 » プロフィール 参加報告: 小山 隆弘 氏 |
16:20-17:00 Session 獲得コイン +10 |
SESSION 経営の意思決定を高速化! コーポレート機能全般を担う経営のプロとしてのCFOにとって、経営状況を正しく判断するために重要な月次決算。 松岡 俊 氏 » プロフィール |
17:10-17:50 Lab 獲得コイン +5 |
Lab コーポレート・ラボにおけるケーススタディ「日本電気」 藤川 修 氏 » プロフィール |
プログラムの詳細は決定次第ご案内いたします。
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合がありますことをご了承ください。
企業・組織単位のネットワークで学ぶ「コーポレート・ラボ」
他社・他者との討議で得られた知識や経験が、職場に戻ると薄れてしまっていませんか?
「他社の方々と有意義な意見交換ができたのに、職場に戻ると現場の仕事に忙殺されてしまう。」
「他社から学んだ経験を、上司や職場の方々にうまく伝えることができない。」
「他社の考えやプラクティスを、自社の進化にどうにか活かせないだろうか。」
こうした悩みは、日本CHRO協会のフォーラムや研修会に限らず、よくあるケースではないでしょうか。
日本CFO協会では、こうした従来のプログラムの限界を超え、CFO組織のレベル向上を図ることを目的に、職場単位=チームで参加して他社の方々と切磋琢磨できるプログラム「コーポレート・ラボ」を開発することとし、2022年7月から9月にかけて8社のCFO部門にご協力を頂きパイロットランを実施しました。
コーポレート・ラボとは
CFO配下の部門長や管理職を中心にチームで参加頂きます。自社の現状と課題について、若手も含め組織で共有する機会となり、さらには他社のCFO組織の考え方や課題についても共通理解を図ることができます。この経験は組織内の共通言語となり、今後の課題解決を助け、あるべき姿に向けての求心力も高めることでしょう。
プログラムは全てオンライン開催なので効率よくご参加頂けますが、他社と価値観や課題を深く共有するために、非日常の環境で自由討議や懇親を深めるオプションとして、石川県金沢の町屋に会社単位で宿泊し、2泊にわたるオフ会も実施しました。革新的・創造的な発想を、充実したワーケーション環境で実現させることが可能なテレワーク時代だからこその企画です。
参加された企業5社の事例をCFOフォーラム・ジャパン2022でご紹介します。
(企業名五十音順)
大阪ガス株式会社
オムロン株式会社
KDDI株式会社
株式会社電通グループ
日本電気株式会社
■ 協賛企業(企業名50音順)
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