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■ 開催趣旨

CFOや経理・財務部門を取り巻く環境は現在も目まぐるしく変化しています。

ROEなどの資本規律を企業経営に取り込み、過去の実績ではなく中長期の視点で将来事業をマネジメントしていく経営支援機能が、ガバナンス改革をはじめ資本市場から強く求められている一方、ソーシャル資本主義やESGといった資本主義経済自体が変容しつつある中で、働き方改革に見られるより創造的で効率の高い企業経営が求められています。

こうした環境変化は、AI革命と言われるデジタルテクノロジーの飛躍的進展により大きく加速されつつあり、単なる事業オペレーションの変化のみならず、ビジネスモデルや産業構造の変革といったレベルにまで進んでいます。

CFOをはじめとした経理・財務部門は、このような大きな変化を先取りし、より効率的な経営基盤を構築していくとともに、将来の事業ストーリーを数字で描き、企業価値の増大に向けた変革をファイナンスの観点からリードしていく挑戦が求められていると言えるでしょう。

今年のCFOフォーラム・ジャパン2017は、こうした認識のもと、デジタル&ボーダレスをキーワードに、これからのCFOや経理・財務部門のあるべき姿について深く掘り下げ考えて頂く機会としてご提供させて頂きます。

※同日同会場で開催した第1回ベンチャーCFOフォーラム・ジャパンはこちら

■ 概要

日時 2017年12月14日(木) 9:00-19:20(8:30 開場、懇親会含む)
場所 経団連会館
東京都千代田区大手町1-3-2  TEL: 03-6741-0222
定員 300名
参加費(税別)
  早期申込料金(11月1日まで) 通常申込料金
会員 10,000円
特別ご優待(※)
5,000
15,000円
特別ご優待(※)10,000
一般 15,000円
特別ご優待(※)
10,000
20,000円
特別ご優待(※)15,000

特別ご優待(※)
本イベントの協賛企業にご登録された情報をご提供することに「同意」頂ける方は
以下の「特別ご優待キャンペーンコード」をお申込みの際にご入力いただくと
上記の通り参加費が5,000円割引となります。
特別ご優待キャンペーンコード1862612CJ

※昼食・レセプション参加費用含む

対象者 (一般事業法人)経営幹部、CFO、財務担当役員、財務部長、財務担当マネージャー
(金融機関)経営幹部、法人担当役員、法人担当マネージャー
協力 一般社団法人 金融財政事情研究会

■ 参加者プロファイル

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■ プログラム

8:30 開場
9:00-9:10 オープニング
 

藤田 純孝
一般社団法人日本CFO協会理事長

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9:10-10:00 基調講演
 

経営戦略としての働き方改革とダイバシティ
~Just Do It !~

2009年にカルビーのCEOに就任して9年目になる。企業経営のすべてに責任を有するCEOにとってCFOは重要なパートナーだ。
何故ならば企業の経営成績及び財政状態は財務諸表を通して対外的に発表され、必要かつ十分な財務データは有能なCFOの関与なしには成り立たないからだ。
世界最大級のヘルスケアカンパニーであるジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人、及びカルビーという日本企業での経営経験をもとにCEOがCFOへ期待する資質についてお話ししたい。

松本 晃
カルビー株式会社 代表取締役会長 兼 CEO

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10:00-10:50 CFO講演
 

キリングループの再成長へ向けて

2011年にブラジルの第2位のビール会社を買収したが、その後ブラジル経済の低迷、通貨の下落による原材料の高騰、競合環境の激化などにより、2015年に1000億円を超える減損を計上する。しかし、そこをターニングポイントとして2016年より構造改革による再成長を主眼にした中期計画を発表し、現在計画を着実に遂行中。再成長へ向けた変革を戦略、ガバナンス、IR等の観点からご説明する。

伊藤 彰浩
キリンホールディングス株式会社 取締役常務執行役員

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11:05-11:55 分科会1:プロフェッショナル・セッション <2会場(各会場定員 140名)>
経団連ホール北

Future of Finance
激動のデジタル新時代に経理財務部門はどう備えるべきか

不確実性の高い経営環境および破壊的テクノロジーの台頭により、 企業活動は勿論のこと経理財務の在り方を根本的に見直すことは避けられない状況である。 そのような激動の時代において、CFOは会計・決算の責任者というだけでなく、 戦略策定・アナリティクス・オペレーション改革・タレントマネジメントといった 経営のあらゆる分野で能動的に貢献することが求められる。 真に経営に貢献する未来志向のCFOや経理財務部門を支える新しい枠組みである 『Future of Finance』について最新テクノロジーやグローバルの先進事例を交えて ご紹介したい。

後藤 友彰
KPMGコンサルティング株式会社 執行役員 パートナー

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経団連ホール南

進化するテクノロジーと新たなるエコシステム時代への対応
-Blockchain、AI、RPA、先進テクノロジーが実現するデジタル・リインベンションとは

企業は単体から連結へ、そして新たな競争戦略を仕掛ける為、エコシステムへの対応が急務となっている。企業にとって新たな戦場であるエコシステムはデジタルワールドが実現する世界であり、経理財務の領域においても、多くの企業が参加する複雑なオペレーションを実現する担当者は、その世界に精通する必要がある。先進の事例を参考に何が必要で、どのような対応を図っていくべきか、紐解く。

岡部 武
日本アイ・ビー・エム株式会社 GBS事業本部 コグニティブ・プロセス・サービス パートナー 理事

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12:05-13:10 昼食会:CFOランチョン
12:10-12:30 事務局報告

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12:30-13:10

ランチョン・スピーチ

HRテクノロジー活用によるヒューマンキャピタルマネジメント

現在、テクノロジーの進化があらゆる領域に影響を与えているが、HR(Human Resource)の領域も例外ではなく、HRテクノロジーと呼ばれる市場が大きく成長している。HR領域にテクノロジーを活用することで人材をキャピタルととらえてマネジメントするヒューマンキャピタルマネジメントが広がっており、CHROとCFOとの連携が進んでいる。本講演では、ヒューマンキャピタルマネジメントの世界および日本の最新動向をお話する。

岩本 隆
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授

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13:25-14:15 分科会2:プロフェッショナル・セッション <2会場(各会場定員 140名)>
経団連ホール北

CFO・経理財務部門が取り組むべき、
電子帳簿保存法活用による生産性改善・働き方改革・コスト削減
~スマートフォンを用いた領収書電子化の
 デモ・事務処理フローの実例・検討ポイントの詳細解説

2017年1月より電子帳簿保存法の規制緩和を企業現場で活用することができるようになった。紙ベースで行われていた経費精算、請求書管理などはスマホやデジタルデバイスとクラウド技術を活用することで、単なるコスト削減にとどまらず、営業や経理財務・バックオフィス部門の生産性向上といった働き方を大きく改善できる可能性がある。本セッションでは規制緩和された電子帳簿保存法の概要と活用するためのアプローチ、税務署への申請方法や自社で適用するために必要なポイントなどをご紹介したい。

船越 洋明
株式会社コンカー 戦略事業推進室 室長

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経団連ホール南

ヒトとロボットが創る会計業務の未来

RPAやAIといったロボット技術の発展は、2015年から急激に進み多くの注目を集めている。
このような技術を利用した業務自動化の潮流により、あらゆる業務領域で定型業務の自動化が加速している。
現在、定型業務が多く発生する会計領域において、ロボット技術を利用した自動化は必然であり、その先にはどのような業務の在り方があるのか。
ロボット技術の今後の可能性と会計業務への適用例について紹介させていただく。

松井 晴彦
グローシップ・パートナーズ株式会社 代表取締役会長

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14:30-15:10 分科会3:プロフェッショナル・セッション <2会場(各会場定員 140名)>
経団連ホール北

DigitalizationがCFO組織の常識を変える
~Connected EnterpriseがもたらすデジタルKPI経営~

現在、財務・経理部門を含めたビジネスプロセスのDigitalizationは待ったなしの状況である。 RPA、AI、CloudなどのDigitalizationはプロセスのAutomationを進めるだけではなく、これまで存在していなかったデータを企業にもたらし、新しいビジネスを生み出し始めた。 企業間のデータがつながるデジタル時代の経営管理とは何かを考察し、CFO組織の役割、働き方、あるべき人材像の変化について解説する。

木村 成利
アビームコンサルティング株式会社
プロセス&テクノロジービジネスユニット FMCセクター シニアマネージャー

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経団連ホール南

経理・財務部門のFP&Aへのチャレンジ
~計画・分析のデジタル化による業務変革~

財務計画・分析業務に関して日本企業が抱える課題には共通点が多い。計画・分析プロセスは手作業で行われそのサイクルには長時間を要している。このため担当者の長時間労働が常態化し、生産性の低下を招いている。また算出された計画値は、時に根拠を掘り下げられず、見込みの精度の担保も難しい。経理・財務部門がFP&Aにチャレンジするためには、本来はトレードオフの関係にある「生産性」と「アウトプットの質」を同時に向上させる必要があり、ここにデジタル化による支援の余地があると考える。本セッションではAnaplanクラウドソリューションを活用しFP&A実践に取り組む事例をソリューションデモを交えてご紹介する。

中田 淳
Anaplanジャパン株式会社 カントリーマネージャ

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15:25-16:05 分科会4:プロフェッショナル・セッション <2会場(各会場定員 140名)>
経団連ホール北

グローバル企業の為替リスク管理

グローバルな金融環境が、2016年から続く政治的サプライズ等で不透明感を増す中、為替変動が業績に与える影響をコントロールしながら事業成長を続ける、グローバル企業の為替管理のポリシー、ヘッジスタイルについて事例を主体にご紹介を行う。特に海外子会社の為替リスク管理の抱える問題点についてフォーカスしたセッションを予定している。

●パネリスト(ご氏名50音順):

翁 宇一
テルモ株式会社 財務部長

前川 秀基
みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社
金融工学第一部 事業リスクソリューションチームリーダー

渡邉 美津子
株式会社良品計画 企画室 財務企画担当課長

●モデレータ:

牛島 智之
株式会社みずほ銀行 グローバルトランザクション営業部 MNCチーム 参事役

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経団連ホール南

企業価値の設計者としての経理・経営管理部門のミッション

異業種企業がボーダレスに参入し、ビジネスモデルを破壊する時代、顧客がその体験価値を購入する時代、また、国内市場が飽和し、グローバル展開が加速する時代、さらに、テクノロジーの進化が企業自身のデジタル化を加速する時代。このようなボーダレス&デジタル進化の時代の中で、経理・経営管理部門はこれまでの財務オペレーションの効率化、高度化(高度な事務サービスの提供者)だけでなく、企業経営や事業管理といったビジネス戦略の策定・実行のリード(企業経営・事業管理のアドバイザー)、および、ビジネスを実行する上でのコンプライアンス・ガバナンスの強化(企業の番人)のミッションを担うことが求められつつある。その経理・経営管理部門のミッションの変化を考えていきたい。

関根 幸児
アクセンチュア株式会社 マネジング・ディレクター 通信・メディア・ハイテク本部
アジア・パシフィック 財務・経営管理グループ統括

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16:20-17:40 パネルディスカッション
 

コーポレートガバナンス改革 ーその後の動向と課題ー
~コード導入から2年の動向と見えてきた課題を考える~

●パネリスト(ご氏名50音順):

石田 猛行
インスティテューショナルシェアホルダーサービシーズ株式会社(ISS) 代表取締役
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大場 昭義
一般社団法人日本投資顧問業協会 会長
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ジョージ・オルコット
慶應義塾大学 商学部 特別招聘教授
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西山 光秋
株式会社日立製作所 代表執行役 執行役専務 CFO 兼 財務統括本部長
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●モデレータ:

藤田 純孝
一般社団法人日本CFO協会 理事長

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17:50-19:20 懇親会

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