CFO FORUM JAPAN
Convergence & Divergence 「グローバリゼーションという標準化への対応と多様性の受容に向けて」
  第8回CFOフォーラム・ジャパン2008は終了いたしました。
  大勢の皆様のご来場有難うございました。
 

ご挨拶
サブプライムローン問題を契機とした米国発の世界的金融危機の連鎖は、金融技術と情報技術の飛躍的進展の中で、グローバリゼーションがもたらすリスクをかつてない規模とスピードで世界中に伝播すると同時に、米国型資本主義が内包する様々な課題をも露呈しつつ、金融資本市場のみならず実体経済あるいは国家そのものをも巻き込む形で、世界全体を大きく揺さぶっております。
今後、世界経済の新しい秩序構築に向けた動きが加速していくなかで、これまで以上にグローバリゼーションの進展とこれに抗う多様性の台頭は、政治、文化の面のみならず、世界の金融資本市場でも加速していくと申せましょう。会計や開示ルールの標準化という大きな流れが加速する一方で、各国の文化の受け入れ、社会的責任など、人種、文化、宗教、そしてジェンダーといった多様化するダイバージェンスへも本格的に向き合うことが要求されています。目下、世界的な危機への対処が経営者としての喫緊の課題であることは言うまでもありませんが、一見すれば相反する“コンバージェンス”と“ダイバージェンス”という2つの課題は、これからの企業経営、CFOに立ち塞がる大きなアジェンダとなるでありましょう。
今年で第8回となるCFOフォーラム・ジャパンでは、先進企業のグローバリゼーションに向けた革新的取り組みを紹介するとともに、そうした経営システムの変革を支える様々な概念や経営技術、リスクマネジメント戦略、テクノロジーをご提供していきたいと考えております。
ご多用とは存じますが、趣旨にご賛同頂き、今回のフォーラムにご参加頂けますことを心より願っております。

 
  日本CFO協会 理事長 行天 豊雄
社団法人金融財政事情研究会 理事長 吉田 正輝
 
 
開催概要
満員御礼!
日 時
2008年12月9日(火)
8:45−18:00 (8:00開場)
会 場
帝国ホテル「富士の間」他
〒100-8558
東京都千代田区内幸町1-1-1  
TEL:03-3504-1111 
FAX:03-3581-9146
主 催
日本CFO協会
社団法人金融財政事情研究会

特別協力
Microsoft

リード・スポンサー
アクセンチュア
SAS
日本オラクル
booz&co.

プラチナ・スポンサー
NTTDATA
タワーズペリン
iSiD
 
監査法人トーマツ
ビジネスブレイン大田昭和
プロティビティ
リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン

ゴールド・スポンサー
サンガード
ロバートハーフジャパン

CFOパートナー
アビタス
ジャスネット
税務研究会
  TAC
プロネクサス
  プロメトリック
スポンサー・パートナー
掲載各企業名50音順
定員500名

対象者
【一般事業法人】経営幹部、CFO、財務担当役員、財務部長、財務担当マネージャー、
【金融機関】経営幹部、法人担当役員、法人担当マネージャー

参加費

(テキスト代、昼食会、消費税を含む)
  一般 29,400円
  会員 22,000円
(日本CFO協会会員、FE・ITフォーラム会員)
※オンライン申し込みに限らせていただきます。
お問合せ先
日本CFO協会事務局
TEL 03-3556-2334
FAX 03-3556-2320
E-mail info@cfo.jp

プログラム内容
資料ダウンロード
8:00〜
開場
8:45〜9:00 オープニング
 
吉田 正輝
社団法人 金融財政事情研究会 理事長 
9:00〜9:50 基調講演
 
グローバリゼーションにおけるCFOのアジェンダ“Convergence (標準化)“と”Divergence (多様化)“というグローバリゼーションの本質を整理し、今後の経営環境や国際資本市場の動向について考察を行う。単なる金融市場の収縮にとどまらず、世界経済へ深刻な影響を与える米国サブプライムローン問題に端を発する金融危機は、資本主義社会が抱えるリスクがこれまでになく拡大している現実を突きつけた。未曾有の厳しい経営環境の中で、今後CFOはどのようなリスクをマネジメントしながら成長戦略に挑むべきなのか、伊藤忠商事のCFOとしての経験や、世界各国の政府や投資家とのビジネスの現場で感じとった今後のCFOのアジェンダを解説する。

藤田 純孝
伊藤忠商事株式会社 相談役(前代表取締役副社長CFO)
プロフィール
9:50〜10:40 CFO講演
 
仮題「Panasonicのグローバル人材戦略」
ビジネスのグローバル化を進める中で、日本企業の重要課題の一つとなるのがグローバル人材の育成と人的資源の配置をいかに進めるかという"人財戦略"である。松下電器からPanasonicへ社名変更に代表される、日本屈指の グローバル企業であるPanasonicグループの活動における、事業のグローバル戦略を支える経理・財務の在り方、人材育成の考え方を学ぶ。

川上 徹也
パナソニック株式会社 経理大学 学長
(パナソニック株式会社 前代表取締役副社長CFO)
日本CFO協会理事
プロフィール
11:00〜12:00 分科会1:プロフェッショナル・セッション 
   
(選択制・先着順)
4つのセッションからご希望のセッションをご選択ください。
11:00〜12:00 
 
第1セッション   
12:20〜13:30 昼食会:CFOランチョン
13:00〜13:30 
 
特別インタビュー「伊藤雅俊様に聞く」 
グローバル時代こそ商売の基本に戻れ
グローバリゼーションの進展、米国型資本主義の覇権が内包する問題点は、エンロン事件やサブプライム問題で明らかとなった。「ヒトを幸せにしない」株主至上主義に踊ることなく、事業の本質を見つめ、商売の基本に戻ることが重要である。CFOも商売の基本に戻り、「経理・財務」の基本たる管理会計にもっと注力するべきだ。

伊藤 雅俊 [ご来賓]
伊藤 雅俊
セブン&アイ・ホールディングス 名誉会長


  金児 昭
[聞き手]
金児 昭 氏
経営・経済評論家、
前金融監督庁(現金融庁)顧問

13:50〜15:50 分科会:プロフェッショナル・セッション
   
(選択制・先着順)
4つのセッションからご希望のセッションをご選択ください。
13:50〜14:40
 
第2セッション  
15:00〜15:50
 
第3セッション  
16:10〜17:00 特別講演
 
グローバル経営に於ける内部統制のあるべき姿ー米国企業改革法対応を通して学んだことー(トップダウン型リスクアプローチとその活用)
グローバル展開が急速に進んだ結果 、対処すべきリスクが増大・複雑化しており、末端の現場にまでリスク管理の目が行き届かず、管理実態が分かりづらくなっている。 ビジネスの拡大に合わせ、それぞれの局面で当該会社、本社機能、地域単位といったように部分的には対応してきたものの、全体最適となっていたかどうかを検証する余裕がなかったのはトヨタだけではないだろう。
グローバル経営をより確実なものにする為には、これまで個別に実施してきた管理を棚卸し、整理することにより、グローバルベースでマネジメントの充分性・適切性・整合性を確認することが必要である。これまで段階的に実施してきた個別のマネジメントというピースを組み合わせることにより、グローバルマネジメント体制というジグゾーパズルが完成するかどうかを確かめるということである。それには、トヨタが米国SOX対応で実施してきたトップダウン型リスクアプローチが、このグローバルベースでのマネジメントの現状整理とその有効性評価に役立つと考える。

辻 晶仁
トヨタ自動車 常務役員 
プロフィール
17:10〜18:00 特別講演
 
「中国ビジネスのリスクマネジメント」現場からの報告〜大変換期を迎えた中国での経営を中国滞在15年目の経営者が語る〜
高度経済成長に伴い最近の中国では、四年後の来料加工廃止や移転価格を中心とした税務問題への対応が急務である他、新労働契約法、労働争議調停仲裁法、祝日法、有給休暇法などに加え、労働組合の組織化が条例によって企業に促されるようになるなど、従来通りの労務管理には限界がきている。また、経営に行き詰った外資企業の突然の閉鎖、夜逃げ企業が相次いでいる。こうした現場での問題点が、企業としてどのような課題がリスクになっているかを解説する。

久保田 昭夫
経営顧問、可宝得環保技術(深セン)有限公司会長
プロフィール
※本プログラムの内容は予告なく変更される場合がありますことを、予めご了承 願います。
エグゼクティブ・プログラムについて
第8回CFOフォーラム・ジャパン2008では上場大企業のCFOもしくは財務担当役員クラスを対象としたエグゼクティブ・プログラムを別途ご用意しております。
全体プログラムの中で11:00〜16:00のプログラムが一般とは異なります。
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