世界経済はめまぐるしい変化の最中にあります。
米国主導の世界的な資本主義モデルを参考に国際競争力強化に邁進してきた我が国企業ですが、目標としていた経営システム自体がリーマンショックを契機に大きく変容してしまった今、企業経営の舵を握るCFOの役割も従来より遥かに高い次元のものが求められています。
欧州のソブリンリスクをはじめとして不透明さが続く世界経済の中、厳しい円高を背景に果敢に進出策を展開したアジア新興市場への成長戦略も、中国における反日デモ騒動に見られるよう、海外成長戦略に潜む大きなリスクを現実のものとして突きつけました。さらには、相次ぐ企業不祥事によって見直しが迫られているコーポレートガバナンスも、法律改正の是非を含め従前以上にその在り方についての議論が高まっ
ています。これまでにないほど不確実かつ不安定な現在の経営環境に企業経営はどのように向き合っていくべきなのか、誰もその答えを出せていないのが実情であります。
しかし、こうした現在の状況を危機と捉えるか、好機と捉えるかで企業の将来は大きく変わってくることでしょう。企業戦略を正しく評価し、より大きなリスクに挑むためのリーダーシップこそが、いまCFOに求められているのではないでしょうか。
今年のフォーラムは、グローバル化に向けて果敢な挑戦を挑んだ経営者の方々にご登壇頂き、CFOのリーダーシップについて皆様と考える場をご提供させて頂くとともに、それをサポートする経営管理の在り方、様々な手法をご紹介させて頂くことと致しました。
本フォーラムが、皆様にとりまして今後の有益な指針を提供できるものになりますことを願っております。
2012年10月
日本CFO協会 理事長 藤田 純孝
一般社団法人 金融財政事情研究会 理事長 倉田 勲
満員御礼!
【定 員】 | 300 名 |
【日 時】 | 2012年12月4日(火) 9:00 〜19:30(8:30 開場) |
【場 所】 | 経団連会館 国際会議場、経団連ホール 〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-3-2 Tel: 03-6741-0222 Fax: 03-6741-0233 » 地図 |
【受講料】 | 一般/29,400円(税込) 会員/22,000円(税込) ( 日本CFO協会会員、FE・ITフォーラム会員) |
【定 員】 | 120 名 |
【日 時】 | 2012年12月7日(金) 13:00 〜17:50(12:30 開場) |
【場 所】 | ホテルグランヴィア大阪 名庭 〒530-0001 大阪市北区梅田3丁目1 番1 号 Tel: 06-6344-1235 Fax: 06-6344-1130 » 地図 |
【受講料】 | 一般/17,640円(税込) 会員/13,200円(税込) ( 日本CFO協会会員、FE・ITフォーラム会員) |
(スポンサー掲載各企業名50音順)
お申込みは締め切りました
【日時】2012年12月4日(火)9:00~19:30(8:30 開場)
8:30 | 開場 |
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9:00-9:15 | オープニング |
国際会議場 | 藤田 純孝 |
9:15-10:15 | 基調講演 60分 |
国際会議場 | 日本経済は現在、多重苦と言われる事業環境に置かれ、閉塞状態にあると言われている。この多重苦の裏にある事業環境の変化の要因を歴史的に考察し、それをベースにした時の対応の視点を紹介するとともに、新たな事業環境に対応するために経営者は、『風を起こし、風に乗る経営』に留意する必要があると提言する。また、この視点に基づいた旭化成における変化への対応を中心に過去の実例を紹介し、併せてそれを実行する時の経営者のありたい姿について付言する。 蛭田 史郎 氏 |
10:15-11:15 | 特別講演 60 分 |
国際会議場 | JTは2度の海外企業の大型買収・統合を経てグローバル企業へと変貌した。2007年のギャラハー社の買収、統合で中心的な役割を果たした代表取締役副社長 新貝康司より、JTの海外たばこ事業の成長の軌跡、グローバル化の特徴について概説した後、大規模な買収の目的、買収/統合プロセス、その要諦について説明する。また、現在JTグループの利益成長エンジンとして、その役割を果たし続けているJTインターナショナルの経営、その特徴を紹介することを通じ、グローバル経営についての示唆を提供したい。 新貝 康司 氏 |
11:15-11:30 | 休憩15分 |
11:30-12:20 | プロフェッショナル・セッション 1 <2会場(選択制・先着制)> |
経団連ホール北 | 昨今、内需から新たな需要を海外に求め、前向きな海外進出を進めている企業が増加してきている。グローバル展開に成功している企業が実施する経費管理戦略とは? CFOだからこそできる具体的な施策とは? アメリカン・エキスプレスが幅広い業種の企業の経費管理を支援するうえで培った豊富な経験とデータをもとに、日本の企業が直面する共通の課題と解決策をご紹介する。 バイロン・マーミキディス 氏 |
経団連ホール南 | IFRSによる財務報告を行う体制を作るプロジェクトは、それに要する期間、作業工数、そしてコストがかさむと一般的に考えられている。しかし、制度対応を主目的とし、適切なプロジェクトマネジメントによって作業を効率的に進めることにより、コストを最小化して短期間でIFRSを導入することも可能である。その手法について、実際の事例を提示し解説していく。 茶田 佳世子 氏 |
12:20-12:30 | 休憩10分 |
12:30-13:40 | 昼食会:CFOランチョン |
12:40-13:00 国際会議場 |
プレゼンテーション 次世代 Office により実現する生産性や、新たにソーシャル機能を追加したSharePoint により組織の壁を超えた真のエンタープライズ コラボレーションを実現する方法について、デモンストレーションを交えご紹介する。 米野 宏明 氏 |
13:00-13:40 国際会議場 |
ランチョン・スピーチ 60万円の予算で、過疎限界集落という地域を活性化する命令が下り、実施してみた結果起こった奮闘とトラブル。 高野 誠鮮 氏 |
13:40-13:50 | 休憩10分 |
13:50-14:40 | プロフェッショナル・セッション 2 <2会場(選択制・先着制)> |
経団連ホール北 | 経済と経営のグローバル化が進展する中、多くの日本企業はプレゼンスを上げられずにいる。 このような状況を打破するために、経営の透明性と効率性を高め、企業価値の最大化に資するコーポレート・ガバナンスの確立が求められている。 本セッションでは、グローバル化する日本企業に必要なガバナンスのあり方とその実現に向けた道筋を、ディスカッション形式にて明らかにしていきたい。 宮島 英昭 氏 日置 圭介 氏 秋山 裕史 氏 |
経団連ホール南 | 東日本大震災から1年9ヶ月が経過し、未曾有の大惨事も人々の意識の中では風化しつつあるのも事実。リスク意識を保つためには、直面する課題や想定される事象を共有・協議する必要があるだろう。毎年1月に開催される世界経済フォーラム年次総会では各界の英知を集結し世界経済を脅かすリスクについて考察を重ねている。今回の講演では最新リスク動向とそれらが企業に与える影響について解説する。 平賀 暁 氏 |
14:40-14:50 | 休憩10分 |
14:50-15:50 | 特別講演・対談 60分 |
国際会議場 | 社長時代の2004年にいち早く「委員会設置会社」への移行を決断された、ベアリング業界トップで事業を世界に展開するグローバル企業、日本精工の名誉会長朝香聖一氏をお迎えし、同社の先進的なコーポレートガバナンス体制について話を伺うと共に、実効性重視のコーポレートガバナンスのあり方と課題について、オリンパス、日本板硝子等の社外取締役も務める日本CFO協会理事長藤田純孝との対談形式で議論する。 朝香 聖一 氏 藤田 純孝 |
15:50-16:00 | 休憩10分 |
16:00-16:50 | プロフェッショナル・セッション 3 <2会場(選択制・先着制)> |
経団連ホール北 |
会計業務、会計システムの標準化をグローバルで実現する際に、標準化の範囲や実行プロセスの定義がポイントとなる。全社で画一的な方針を定義するのが得策か? 海外現法の成長ステージによって標準化を適用する範囲を変動させる、もしくは標準化の進め方を変えるなどの柔軟性が成功要因となり得ることを、事例と共に解説する。 金村 浩海 氏 |
経団連ホール南 |
海外子会社が確定給付型の企業年金を有している場合、連結決算の下、財務諸表に影響を与える。欧米のグローバル企業では、こうした本業以外のリスクを会計数値から排除するため、さまざまな取り組みに着手し、国際競争力を維持しようとしている。当セッションではDB De-risking(DBリスク軽減策)の最新の動向について紹介し、日本企業としてのアプローチを探る。 浦田 春河 氏 |
16:50-17:00 | 休憩10分 |
17:00-18:30 | パネルセッション 90分 |
国際会議場 | 日本企業の海外M&Aの成否は日本の国力の行方を左右すると言われるが、海外でのM&Aとなると対象会社の組織やガバナンスに関して十分なデューデリジェンスも出来ていないのが日本企業の実状だ。大きく構造変化したグローバル市場で文化も慣行も異なる海外のマネジメントに求められるのは従来型の経営発想や経営管理ではなく、企業グループをグローバル市場でどのように導き統治すべきかという経営哲学とガバナンス体制の確立の再考である。戦後長く続いた「日本型経営システム」を前提に資本の論理を企業経営に組み込むことなく今日まで生存し得た日本企業やその経営者には、新たなグローバル社会での競争とグループ全体をどう統治(ガバーン)するかという経営の本質から見たコーポレート・ガバナンスの議論が欠けている。経済産業省委託事業として日本CFO協会が実施した「海外M&Aにおけるポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)に係る課題抽出のためのアンケート調査」の分析結果もご紹介しながら、今後の日本企業に求められる課題と、政策レベルで必要な課題は何かを考えてみたい。 ●パネリスト 蛭田 史郎 氏 津谷 正明 氏 藤井 ダニエル 氏 岡 俊子 氏 ●モデレーター |
18:30-19:30 | レセプション 60分 |
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合があります
【日時】2012年12月7日(金)13:00 〜17:50(12:30 開場)
13:00-13:10 | オープニング |
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藤田 純孝 |
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13:10-14:10 | 基調講演 60分 |
日本経済は現在、多重苦と言われる事業環境に置かれ、閉塞状態にあると言われている。この多重苦の裏にある事業環境の変化の要因を歴史的に考察し、それをベースにした時の対応の視点を紹介するとともに、新たな事業環境に対応するために経営者は、『風を起こし、風に乗る経営』に留意する必要があると提言する。また、この視点に基づいた旭化成における変化への対応を中心に過去の実例を紹介し、併せてそれを実行する時の経営者のありたい姿について付言する。 蛭田 史郎 氏 |
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14:10-14:20 | 休憩 10分 |
14:20-15:50 | パネルセッション 90分 |
日本企業の海外M&Aの成否は日本の国力の行方を左右すると言われるが、海外でのM&Aとなると対象会社の組織やガバナンスに関して十分なデューデリジェンスも出来ていないのが日本企業の実状だ。大きく構造変化したグローバル市場で文化も慣行も異なる海外のマネジメントに求められるのは従来型の経営発想や経営管理ではなく、企業グループをグローバル市場でどのように導き統治すべきかという経営哲学とガバナンス体制の確立の再考である。戦後長く続いた「日本型経営システム」を前提に資本の論理を企業経営に組み込むことなく今日まで生存し得た日本企業やその経営者には、新たなグローバル社会での競争とグループ全体をどう統治(ガバーン)するかという経営の本質から見たコーポレート・ガバナンスの議論が欠けている。経済産業省委託事業として日本CFO協会が実施した「海外M&Aにおけるポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)に係る課題抽出のためのアンケート調査」の分析結果もご紹介しながら、今後の日本企業に求められる課題と、政策レベルで必要な課題は何かを考えてみたい。 ●パネリスト 蛭田 史郎 氏 藤井 ダニエル 氏 岡 俊子氏 ●モデレーター |
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15:50-16:00 | 休憩 10分 |
16:00-16:50 | プロフェッショナル・セッション |
東日本大震災から1年9ヶ月が経過し、未曾有の大惨事も人々の意識の中では風化しつつあるのも事実。リスク意識を保つためには、直面する課題や想定される事象を共有・協議する必要があるだろう。毎年1月に開催される世界経済フォーラム年次総会では各界の英知を集結し世界経済を脅かすリスクについて考察を重ねている。今回の講演では最新リスク動向とそれらが企業に与える影響について解説する。 平賀 暁 氏 |
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16:50-17:50 | 特別講演 60分 |
JTは2度の海外企業の大型買収・統合を経てグローバル企業へと変貌した。2007年のギャラハー社の買収、統合で中心的な役割を果たした代表取締役副社長 新貝康司より、JTの海外たばこ事業の成長の軌跡、グローバル化の特徴について概説した後、大規模な買収の目的、買収/統合プロセス、その要諦について説明する。また、現在JTグループの利益成長エンジンとして、その役割を果たし続けているJTインターナショナルの経営、その特徴を紹介することを通じ、グローバル経営についての示唆を提供したい。 新貝 康司 氏 |
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合があります
秋山 裕史 氏 | |
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デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー株式会社 |
●東京地区 13:50-14:40 プロフェッショナル・セッション 2 (経団連ホール北) |
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朝香 聖一 氏 | |
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日本精工株式会社 名誉会長 |
●東京地区 14:50-15:50 特別講演・対談 |
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浦田 春河 氏 | |
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タワーズワトソン ベネフィット ディレクター |
●東京地区 16:00-16:50 プロフェッショナル・セッション 3 (経団連ホール南) |
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岡 俊子 氏 | |
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株式会社マーバルパートナーズ 代表取締役社長 |
●東京地区 17:00-18:30 パネルセッション ●関西地区 14:20-15:50 パネルセッション |
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金村 浩海 氏 | |
アビームコンサルティング株式会社 |
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●東京地区 16:00-16:50 プロフェッショナル・セッション 3 (経団連ホール北) |
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米野 宏明 氏 | |
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日本マイクロソフト株式会社 Officeビジネス本部 |
●東京地区 12:40-13:00 昼食会:CFOランチョン | |
澤田 宏之 氏 | |
ブーズ・アンド・カンパニー株式会社 特別顧問 |
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●東京地区 17:00-18:30 パネルセッション ●関西地区 14:20-15:50 パネルセッション |
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新貝 康司 氏 | |
日本たばこ産業株式会社 代表取締役副社長 |
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●東京地区 10:15-11:15 特別講演 ●関西地区 16:50-17:50 特別講演 |
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高野 誠鮮 氏 | |
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日蓮宗 本證山 妙法寺 第四十一世住職 |
●東京地区 13:00-13:40 昼食会:CFOランチョン |
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茶田 佳世子 氏 | |
リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン株式会社 |
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●東京地区 11:30-12:20 プロフェッショナル・セッション 1 (経団連ホール南) |
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津谷 正明 氏 | |
株式会社ブリヂストン 代表取締役 CEO |
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●東京地区 17:00-18:30 パネルセッション |
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バイロン・マーミキディス 氏 | |
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. |
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●東京地区 11:30-12:20 プロフェッショナル・セッション 1 (経団連ホール北) |
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日置 圭介 氏 | |
デロイトトーマツコンサルティング株式会社 CFOサービス シニアマネジャー |
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●東京地区 13:50-14:40 プロフェッショナル・セッション 2 (経団連ホール北) |
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平賀 暁 氏 | |
マーシュブローカージャパン株式会社 代表取締役 レプレゼンタティブディレクター |
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●東京地区 13:50-14:40 プロフェッショナル・セッション 2 (経団連ホール南) ●関西地区 16:00-16:50 プロフェッショナル・セッション |
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蛭田 史郎 氏 | |
旭化成株式会社 最高顧問 |
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●東京地区 9:15-10:15 基調講演、
17:00-18:30 パネルセッション |
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藤井 ダニエル 氏 | |
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社 代表取締役 |
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●東京地区 17:00-18:30 パネルセッション ●関西地区 14:20-15:50 パネルセッション |
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藤田 純孝 | |
日本CFO協会 理事長 |
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●東京地区 9:00- 9:15 オープニング、
14:50-15:50 特別講演・対談 |
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宮島 英昭 氏 | |
早稲田大学商学学術院 早稲田高等研究所所長 |
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●東京地区 13:50-14:40 プロフェッショナル・セッション 2 (経団連ホール北) |
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合があります