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world congress
日本発の新しい経営財務マネジメントを目指して
 20世紀の終わりから21世紀にかけて、IT技術の飛躍的進歩は資本と情報が瞬時に全世界を駆け巡ることを可能にしました。また、米国の世界的覇権を背景に、企業経営にも米国型スタンダードが世界的レベルに浸透しました。企業経営者がこうした大きな環境変化に対応してきた結果、世界経済はエマージング市場も含めて順調な発展を遂げてきております。しかしながら、行き過ぎた株主主権論が浸透するなかで企業不祥事が世界的に多発するなど、市場主義における新たな企業経営の課題が突きつけられています。企業が未知の経営環境の中で成長戦略を進めていかねばならない時代だからこそ、CFOに求められるリスクマネジメント機能は計り知れません。

 今年で38回目となる世界CFO会議を日本で開催できることを誇りに、新しい経営財務マネジメントの考え方を日本発でCFOをはじめとする経営財務の幹部の皆様方にご提供する機会となりますことを心より願っております。

日本CFO協会理事長 行天 豊雄


世界CFO会議は終了いたしました。
大勢の皆様のご来場有難うございました。

 

主催: 日本CFO協会
共催: IAFEI (国際財務幹部協会連盟)
日時: 2007年9月10日(月)、11日(火)、12日(水)
会場: パレスホテル(東京・千代田区) ローズルーム
定員: 200名
対象: CFOほか経営財務の幹部、金融・財務・会計の専門家
参加費: 7月31日まで40,000円(税込) 
8月31日までのお申込:50,000円(税込)
9月以降のお申込:55,000円(税込)
<日本CFO協会会員優待割引>
7月31日までのお申込:30,000円(税込)
8月31日までのお申込:40,000円(税込)
定員に達したためお申込みは終了いたしました。
特別協賛:
(掲載各企業名50音順)
  IBMビジネス・コンサルティング・サービス ブーズ・アレン・ハミルトン

  マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング   マイクロソフト    
協賛:   カルテシス

パンフレット印刷用 PDF
※世界CFO会議の講義録を会員様限定でご覧いただけます。
→ 会員サイトはこちらから
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ウェルカムレセプション
9月10日(月)
18:00-19:30
CFO Exchange 2007
会場:パレスホテル(東京・千代田区) チェリールーム
「グローバリゼーションに挑む経営財務の今後」
9月11日(火)  後援:CFO FORUM
9:00〜
挨拶
ヘルムート・シュナーベル 氏
IAFEI会長
9:15〜 講演
これからの経営環境とリスクマネジメント
米国経済や過熱するエマージング市場の今後、拡大を続けるデリバティブ市場、さらには環境・人口・エネルギー問題など、企業経営者は世界の新しい経営環境の中で未知のリスクへと挑んでいかなければならない。企業経営者、そして財務幹部が取り組むべきリスクマネジメントとは何か、2日間にわたる世界CFO会議のオープニングとして、問題点とその本質を概観してみたい。
行天 豊雄
日本CFO協会理事長
プロフィール
10:15〜   講演
金融工学の役割
金融工学理論発展の歴史と現状を整理したうえで、派生証券の多様性と評価理論(事例として、ストックオプションの価値評価と会計基準など)についての考察を加えるとともに、事業会社の経理・財務にデリバティブは使えるのかを掘り下げてみたい。さらに、金融工学人材の育成を行う大学院の創設と発展についても紹介したい。
三浦 良造 
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
プロフィール
11:15〜 コーヒー・ブレイク
11:45〜   講演
タックス・マネージメントの今後と課題
国際的に事業展開をしている企業にとって、「国際税務マネージメント」「タックス・プランニング」は、競争に打ち勝つために必要不可欠なものである。この点につき、企業のCFOとして何を知っていなければならないか、何をしなければならないか一緒に考えてみたい。
渡辺 裕泰
早稲田大学大学院 ファイナンス研究科 教授
元国税庁長官
プロフィール
12:45〜 昼食
13:45〜   講演
日本発の新しい経営について
日本人の心性に即した経営体をどのようにして作るか、それがグローバル経済の中でどのような意識を有するのかについて考えてみたい。
舩橋 晴雄
シリウス・インスティチュート 代表取締役
プロフィール
14:45〜   講演
グローバル時代のCFOの役割
経済やビジネスのグローバル化による経営環境の変化に伴い、CFOに求められる役割も変わりつつある。経営情報の可視化が求められる昨今、CFOが担うべき役割とは何か。また、今求められる経営管理スタイルをIBMの変革事例を交えながら解説したい。
渡邊 達雄
IBMビジネスコンサルティングサービス フィナンシャルマネジメント
執行役員 パートナー
プロフィール
15:45〜 コーヒー・ブレイク
16:15〜
 
  講演
M&Aブームの先にある世界を考える
M&Aは花盛りだが、企業はこの選択肢を本当に将来のために生かしているのだろうか。時間を買い、資源を買うためにM&Aは不可欠なのだろうか。ファイナンシャルプレイヤーを使いこなすのではなく、ただ踊らされてはいないだろうか―――意思決定を急ぐ前に、一歩立ち止まって考えるための幾つかの視点を提供するとともに、昨今のファンドの動きなどから、世界的に変化しつつある買収ファイナンスと企業経営の動向について考える。
松田 千恵子 氏
ブーズ・アレン・ハミルトン エグゼクティブ・ディレクター
マトリックス 代表取締役
日本CFO協会主任研究委員
プロフィール
17:15〜   講演
年金マネジメント
〜グローバルCFOのためのツールキット〜
近年、年金制度はグローバル企業の財務面において、コストおよび財務リスク等の深刻な影響をもたらしている。つまり、年金のコストおよび財務リスクをマネジメントすることによって、CFOは、これまで以上に企業の持続的な競争優位性を築くことができる。 ファーガル・マクギネスは、この分野での豊富な経験と企業のリスク・マネジメントの考え方をもとに、CFOが年金制度を管理するための実践的なツールをご紹介し、CFOが年金という複雑な経営課題を解決するうえで重要な役割を担う背景について独自の視点で解説をする。
ファーガル・マクギネス 氏
マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング
取締役 プリンシパル
英国アクチュアリー会会員
プロフィール
18:15〜 終了
「経営を支えるCFOの役割と経理・財務のあるべき姿」
9月12日(水) 後援:FASS FORUM  
9:00〜 講演
日本企業の「経理・財務」を世界標準に
〜近来30年の日本企業経営実務と経済産業省「経理・財務スキルスタンダード」をベースにして〜
国際経営・経理財務&CFOの意思決定・実行を述べる。この具体的内容は、@信越化学工業の「経理・財務」38年間一筋の「経理・財務&CFO」及び「グローバル企業経営」の体験と、A経済産業省の2001年〜2003年の研究成果『日本「経理・財務」スキルスタンダード』(小生もバックアップ)をベースにした具体的体験談とする。さらに、「日本の国際企業経営(販売・製造・研究開発・M&A事業)と、それに参画し・バックアップする経理・財務部門の意思決定・経営実行」にも言及する。
金児 昭
経済評論家・経営評論家
信越化学工業 顧問
前金融監督庁顧問(専門分野「企業会計」)
日本CFO協会最高顧問
プロフィール
10:00〜 講演
松下電器の経営戦略とCFOの役割
20世紀超優良企業となった松下電器は、90年代まさに失われた10年となった。何故ここまで衰退していったのだろうか。中村社長の登場で「破壊と創造」を標榜し、松下の経営理念以外はすべて変えてよいという方針のもと、改革を次々と実践していった。その中でCFOとして同じ船に乗り、取り組んできた改革の本質を率直に表現してみたい。
川上 徹也
松下電器産業 常勤顧問
松下経理大学 学長
プロフィール
11:00〜 コーヒー・ブレイク
11:30〜 講演
グローバリゼーションと企業開示
企業にとって自らに関する積極的な情報開示は、その社会的存在意義を高め、投資家のみならず、顧客や取引先の信頼をも高める為の根幹とも言えるものである。そのためには、正確な財務情報の作成や、倫理的行動を確保する為の内部統制機能を充実させ、経営監督機能を強化させた企業統治システムを具備する必要がある。企業活動や市場がグローバル化する中、我が国においても、今こそ、味噌味・醤油味の当該システムを確立し、これをグローバル・スタンダードの一角に打ち立てる努力をする時期に来ている。
長友 英資
東京証券取引所 顧問
プロフィール
12:30〜 昼食
13:30〜 講演
会計基準の国際的コンバージェンスと
わが国の会計基準

資本市場のグローバル化を背景に、わが国も会計基準の国際的コンバージェンスを進めなければならない。 国際会計基準が欧州で使用され、その後、実質的な相互承認を目標に米国会計基準とのコンバージェンスが加速化されている。一方、日本も欧州の同等性評価も視野に入れ、コンバージェンスに向けた議論を加速している。その一方、コンバージェンスの議論には業績報告等、解決の道筋が明らかでない長期的、将来的な課題も含まれている。
西川 郁生
企業会計基準委員会 委員長
プロフィール
14:30〜 講演
資金調達・運用の現場から
〜欧州・アジアを中心に〜
企業の財務方針は各企業の歴史及びポリシー等と密接に関連しているので、唯一かつ絶対の財務活動方針などあり得ない。しかしながら、日本企業の活動がグローバル化するにつれて、海外財務活動に関する、いくつかの共通課題が顕在化していることも事実である。欧州及びアジアのCMS、税務、その他規制の問題を中心に取り上げることにより、現状の問題点の明確化及び今後の方向性につき、資金調達の現場から考察を加える。
末田 武寛 氏
日立インターナショナルトレジャリ社 社長
プロフィール
15:30〜 コーヒー・ブレイク
16:00〜 講演
組織力を強化する情報管理手法
「パフォーマンス マネジメント」
の実践と経理財務部門の役割

情報がビジネスを駆動する現代、組織のあらゆるレベルの従業員の生産性 が、 競争力強化の鍵となる。的確な現状把握と分析、予測を通じた戦略プランニ ング が重要であることに論を待たないが、むしろその戦略を全従業員が的確に理解 し、 自らの能力を最大限に活かして自律的に活動することこそ、組織力強化の必須条 件である。今回は、組織知性と反射神経を鍛えるパフォーマンス マネジメントのあり方 を、実例を交え解説したい。
米野 宏明 氏
マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部
シニアプロダクトマネージャ
日本CFO協会主任研究委員
プロフィール
17:00〜
 
  講演
アウトソーシングのグローバル化・脱ローカル化とCFOの新たな課題
アウトソーシングは今や財務機能の変革に向けた経営戦略の定石となりつつある。本講演では、社員のモチベーション、ビジネスケースの構築、アウトソーシング先の選択、アウトソーシング拠点の立地、およびリスク・マネジメントといった視点から、最近の市場動向を踏まえた今後のあるべきアウトソーシング戦略を模索すると共に、CFOが直面する新たな課題を考えてみたい。
アルマン・アンジェリ 氏
グラント・ソーントン・フランス 事業開発統括責任者
欧州アウトソーシング協会(EOA)共同創立者兼副理事長
プロフィール
18:00〜 閉会の挨拶
18:10〜 終了
※ プログラムは、全て日英同時通訳の準備がございます。
※ 本プログラムの内容は予告なく変更される場合がありますことを、あらかじめご了承願います。