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■ 科目の特徴と狙い IFRS・国際会計基準に完全準拠 日本の会計基準が今後もIFRSへの「収斂(convergence)」という形で進んでいくのか、あるいはIFRSそのものの「採用(adoption)」へと方向転換するのかについては予断を許さない状況ではありますが、いずれにしてもこの2つの選択肢の違いは、IFRSベースの考え方が日本の企業会計に採り入れられるまでの「時間差」の問題に過ぎないと考えられます。 経理・財務の実務家は、常に会計基準の動向を先読みしなければならない立場にあり、IFRSベースでの財務会計学習は不可欠と言えるでしょう。 ■ 受験に向けた学習のポイント 細かい実務ではなく、IFRSベースの基本論点がポイント IFRS(国際財務報告基準)について 会計基準は各国独自の商習慣や法体系を反映してそれぞれ個別に発展してきた歴史があります。ところがいま、資本市場のグローバル化に伴う会計基準の世界共通化ニーズの高まりを背景に、IFRSが注目を集めています。IFRSはすでに2005年よりEU域内の上場企業に対して強制適用されていますが、2008年8月には米国証券取引委員会(SEC)もついに米国上場企業によるIFRS適用を視野に入れたロードマップ案を公表するに至りました。現在IFRSを自国の会計基準として採用している国及びIFRSへの収斂を目指している国は、すでに100ヶ国を超え、会計の世界における国際標準としてのIFRSの地位は揺るぎないものとなっています。 わが国でも2009年に入り、IFRS導入に向けた具体的な動きが現れています。去る1月28日に行われた企業会計審議会を経て、金融庁よりIFRSを日本に導入するスケジュールを示した中間報告案が公表されたのです。これによると、上場企業へのIFRSの導入については2012年に最終判断するものの、早ければ2015年から義務付けることが示唆されるとともに、任意適用については2010年3月期から可とすることが明記されています。 このようにわが国でもIFRSの導入が既定路線となりつつある中、IFRSをベースにした財務会計教育は時代の要請であると判断し、FASS ベーシック「財務会計」もIFRSへの完全準拠を基本方針とした次第です。 ※試験は2009年1月1日までに発行されている国際財務報告基準(IFRSs)に準拠して出題されますが、以下の基準書並びに解釈指針委員会解釈指針書等(SIC)及び国際財務報告基準解釈指針委員会解釈指針(IFRIC)は試験範囲には含まれませんのでご注意下さい。 IAS第20号「政府補助金の会計処理及び政府援助の開示」 IAS第26号「退職給付制度の会計及び報告」 IAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」 IAS第40号「投資不動産」 IAS第41号「農業」 IFRS第2号「株式報酬」 IFRS第4号「保険契約」 IFRS第6号「鉱物資源の探査及び評価」 | |||
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■ 公式テキスト
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| ■ 基本カリキュラム FASS ベーシック「財務会計」の基本カリキュラムは以下の通りです。 Part 1 IFRSsの基礎概念 1 財務報告の役割と会計基準の国際的統合 2 IASBの概念フレームワーク 3 財務諸表の表示 4 会計方針、会計上の見積り及び誤謬 Part 2 IFRSsの主要論点 5 有形固定資産 6 無形資産 7 資産の減損 8 売却目的で保有する非流動資産及び廃止事業 9 リース 10 棚卸資産 11 金融商品 12 引当金及び後発事象 13 収益認識 14 従業員給付 15 法人所得税 16 キャッシュ・フロー計算書 Part 3 企業集団に関するIFRSs 17 企業結合と連結会計 18 関連会社とジョイント・ベンチャー 19 関連当事者及び為替レートの変動 Part 4 財務諸表分析 20 指標分析 21 1株当たり利益 22 セグメント分析 |
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